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『キャブレターのオーバーホール(1/3)』 KAWASAKIバリオスのメンテナンス

キャブレターのオーバーホール(1/3)

キャブがオーバーフロー。直すよ。

このページでは 「 0. 症状など 」 ~ 「 2.フロート室を開ける 」まで。

関連: キャブの外し方

※ 厳密にはOHでなく分解、清掃、一部の部品を交換をします。
※ 写真の撮影時期が結構バラバラなのでつながりがおかしかったりしますがご了承下さい。
※ 整備はサービスマニュアルに頼らずやっているので参考程度にご覧ください。


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0. 症状、交換部品、作業について

0-1. オーバーフローの症状

症状:
・エンジンが温まっている時だけ始動困難になる。
・アイドリング不安定。
・パワー低下。 (特に上り坂のカーブが分かりやすい。 カーブ立ち上がりで重ったるく、軽快で力強い加速が出来ない。)
・冬場、エンジン冷間時にチョーク無しでも余裕の一発始動。 エンジンが冷たいのに走り出しから結構、調子よく走れちゃう。


原因:
症状の原因は混合気が濃いため。 キャブのフロートバルブ、バルブシートのOリング等の劣化によるものが主。 ガソリンの流れを抑えきれずに油面が高くなるため、吐き出すガソリンの量が通常より多くなってしまう。エンジンが温まると元々、混合気が濃い状態になるので、その時に症状が顕著に現れる。

キャブ上部、溢れたガソリンで茶色い

エアクリーナーボックスを外して顔を出したキャブの上部。 ガソリンの乾いた痕で茶色くて汚い…。 2番が特に…。

キャブから溢れるガソリン

外したキャブを燃料タンクに繋ぎ、フューエルコックをPRIに。 ガソリンを流し続けてしばらく放置、 すると写真のようにガソリンがあふれてきた。 これは重症…。


0-2. 交換すべき部品

完璧に治す:
バリオスは、純正ではフロートバルブ, バルブシートとそのOリングが一つのセット(部品番号:16030-1077×4つ)として出ていますから、これに加えてフロート(部品番号:16031-1080×4つ)も換えてやればベストでしょう。

<< オーバーフローとは無関係だけど交換が望ましい部品 >>
○ フロートチャンバーのパッキン (部品番号92055-1426×4つ)
○ キャブとエアクリーナーボックスのつなぎ目のOリング (部品番号92055-1515×4つ)
○ パイロットスクリューのOリング (太さ1mm 内径2.5mm、純正では単品購入不可)
○ 個々のキャブの繋ぎ目にあるOリング (4連キャブを個々にばらさないと交換不可) (部品番号:92055-1223×4つ、 92005-1294)
○ キャブレターホルダー (ひび割れがある場合は交換が望ましい) (部品番号:16065-1306、16065-1202、16065-1203、16065-1204)

大体このぐらい? リークリペアや液体ガスケットなどで誤魔化すことも出来るので交換しなくても何とかなったりします。

とにかく安く治す:
安く済ませたいならフロートバルブだけを購入する手もあります。
バルブシートのOリングも出来れば交換。(Oリングサイズ:内径8.5mm 太さ1.5mm)
バルブシート、フロートは早々劣化しないはず、という事で再使用。 取り外しの際に傷つけないよう注意!
フロートバルブはヤフオクで見掛けるような安物は避けましょう。 粗悪品を掴まないように!

いくつかの社外フロートバルブを使用した感想。よろしければ参考に。→ こちら

(Oリングはガソリンに触れる場所は耐ガソリン性ないとだめ。 フッ素ゴムのOリングを買いましょう。monotaroあたりに普通に売っています。)


0-3. あらかじめ注意点

1. 4連のままやります

キャブのゴムパーツ

バリオスは4連キャブ。 キャブが4つ連結してます。この連結を解くには赤い四角で囲った部分のネジを外す必要があるのですが、ここがめちゃくちゃ固い! しょうがないので4連のまま清掃、交換作業をやっていきます。

ということでキャブクリーナーでゴム、樹脂部品を侵さないよう注意。 触れたからと言って、ただちに劣化するわけではありませんが気を付けて作業。

盲点になりがちな場所としてまず、緑の矢印部分のゴムパッキン。キャブクリーナーを吹く場所ではないがクリーナーが垂れて触れる。 空気を遮断するだけのパッキンなのでシビアじゃないが。

それと、黄色い丸の所、それぞれのキャブの繋ぎ目のとなる所で 内部にOリングがある。普通はキャブクリーナーを吹く必要のない場所。ガソリンをシールするOリングなのでややシビア。 (漏れが確認される場合はパーマテックス リークリペアで誤魔化せます。)


関連: 4連キャブの連結を解く (結局ディスクグラインダー使ったよ。)


2. 同調に関わるところはノータッチで

キャブの同調を調整するネジ

バタフライバルブの開度を調整するネジ(赤丸部分)、 キャブの同調に関わるので無闇にいじらないように

いじってしまったり、中古で手に入れたOH済みでないキャブなどは、ひとまず、目視でバルブの開度を4つ同じになるよう合わせればOK。 多少ならずれてもエンジン掛かりますから大丈夫。 しっかり調整するのは組み終えた後、キャブの同調をとる作業になります。




では作業に入ります。


1. キャブを外す

こちらで解説しているので省略します。 → キャブの外し方


2. フロート室を開ける

ドレンからガソリンを抜く

キャブのフロート室(フロートチャンバー)にはガソリンが溜まったままです。底部にあるドレンボルト(写真赤丸)を六角3mmで緩め、ガソリンを抜きます。 (買ってから7年、初めて外したキャブの底からは大量の錆が…)

フロートチャンバーを開ける

ガソリンを抜いたらキャブをひっくり返し、4つのネジを外す。 マイナスドライバーなどで持ち上げればフロート室が開きます。

フロートチャンバー ゴムパーツ

フロートチャンバーのゴムパッキンは外す。 あとでこのチャンバーを器にして部品をクリーナーで洗浄するので、 部品が何番のものだったか分かるようにチャンバーにマジックで番号を書いておくといいです。


> キャブレターのオーバーホール (2/3)につづく


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