『ホイールベアリングの交換 (2/2)』 KAWASAKIバリオスのメンテナンス

ホイールベアリングの交換 (2/2)

ホイールベアリングの交換 (1/2)ではベアリングにアンカーボルトを食い込ませるところまでやりました。そのつづき。

※ 整備はサービスマニュアルに頼らずやっているので参考程度にご覧ください。


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4. ベアリングを外す

外れたベアリング

アンカーがうまく食い込んだらホイールを立てて棒をガンッ、ガンッと叩くとベアリングが徐々に押し出されて外れます。(なかなか快感でした。)

ふたを開けたベアリング

ベアリングの蓋を外してみました。うわっ、茶色い! 錆びていたようです。 こりゃボールも擦り減るでしょう。ガタ付くわけです。

ベアリングを外すと出てくるカラー

ベアリングを外すと”カラー”が出てきます。 アクスルシャフトが通る筒です。 錆び交じりの茶色いグリスが付いてる。

5. ベアリング入手

ベアリングは汎用品です。 二輪メーカーの純正部品として取り寄せると割高になります。 外したベアリングを見るとメーカーや型番が書いてあるのでチェック。 NTNと言うメーカーの6202LBだってさ。

型番の数値部分が造りとサイズにふられた番号、 アルファベットがシール形の種類を示しているらしい。 それぞれのシール形は以下のような特徴がある。

ZZ (Z)LLB (LB)LLU (LU)LLH (LH)
摩擦トルクやや大
防塵性良好ZZより良好最も優れるLLBより優れる
防水性不適不適極めて良好良好
高速性開放形と同じ開放形と同じ接触シールによる限界ありLLUより優れる
許容温度潤滑剤による-25~120℃-25~120℃-25~120℃

カッコ内のZ,LB,LU,LHが片側にしか蓋の付いていないもの。 私の外したベアリングは両側に蓋があるのにLLUでなくLUと書かれている...んん?

NTNの6202LLU 小さい割に重みがある
ほい、両側に蓋の付いたLLUを注文しました。
ホームセンターだとLLU形はあまり置いてません。ZZ形はよく見かけます。間に合わせにそれをつける人もいるようです。

6. ベアリングを打ち込む

ベアリングを打ち込む

ベアリングを打ち込む。ソケットの様なものをあてがってカナヅチで均一に打ち込んでいく。 (写真ではソケットを真ん中においていますが、実際はベアリングの周囲を均一に打ち込んで入れていきました。) ベアリングのオレンジの部分は蓋です。力を加えると歪んでしまうので気をつけて。

7. 注意点

”音が変わるまで打ち込む”と複数のサイトに書いてあったので左右両側とも、もうこれ以上入らないと言う所まで打ち込んでみた、けれどアクスルシャフトを入れたところでおかしいことに気付く。

ベアリングの中央が固定されて回らない状態だ。これじゃベアリングの意味が無いよ!
見てみるとどうもベアリングがカラーに接触して動きが阻害されている
仕方なく、もう一度アンカーボルトを使って外して、今度は入れすぎないよう打ち込みなおした。

水色部分は空洞部分。赤い矢印の方(ブレーキローターの付いていない側)はカラーに接触しないよう隙間を作らなければならない。 青い矢印の部分がカラーを押さえてくれるので赤い矢印の部分に隙間があって、カラーの周囲が空洞でもカラーは中央に固定されるようになっている。

※ ベアリングが接触しないようにカラーを少し削ってしまうのも手かもしれないな。
※ バリオス以外の車種については上記の注意事項は関係ない話かな。そもそも私のバリオスは中古なのでカラーが流用である可能性もある。

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関連:
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